会社概要

1978年にミラノで創設されたジャンニ・ヴェルサーチェ S.r.l は、世界をリードする国際的なファッションデザインハウスのひとつであり、イタリアンラグジュアリーを象徴する企業です。ブランドのシンボルであるメドゥーサのロゴをあしらったオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリー、ジュエリー、ウォッチ、アイウェア、フレグランス、ホームファーニシングに及ぶファッション&ライフスタイル製品のデザイン、製造、流通、販売を手掛けています。

ヴェルサーチェグループは、世界の主要都市に展開する200店以上のブティックおよび1500社以上の卸売り業者を含む、世界にまたがるD.O.S.ネットワークを通じて商品を流通しています。

1997年よりアーティスティックディレクターを務めるドナテッラ・ヴェルサーチェは、21世紀に向けてブランドを導く役割を担っています。今日でも、ヴェルサーチェは、全世界で新しいファンを生み出しており、現代の文化においてヴェルサーチェが占める位置を強固なものにし続けています。そして、そうしたファンに向けて、恐れを知ることのないデザインを通じてその伝統を力強く表現しています。

ジャンニ・ヴェルサーチェ S.r.l は2000年に「パラッツォ・ヴェルサーチェ」をオープンしました。これはラグジュアリーグッズ企業のブランドを冠した史上初のホテルプロジェクトで、観光客や旅行者にヴェルサーチェのライフスタイルを満喫していただける機会を提供するものです。2015年には2店目のパラッツォ・ヴェルサーチェがドバイにオープンしました。3店目のパラッツォ・ヴェルサーチェは中国・マカオでの建設が予定されています。

2014年2月、ジャンニ・ヴェルサーチェ S.r.l は、会社のさらなる発展のため、ブラックストーン社と提携したことを発表しました。ブラックストーン社は弊社の20%の株式を所有していますがヴェルサーチェ家が中枢を握っていることに変わりはありません。アレグラ・ヴェルサーチェ=ベック、ドナテラ・ヴェルサーチェとサント・ヴェルサーチェの3人は、重要な役割を担い続けています。ドナテラ・ヴェルサーチェは取締役会の副会長とアーティスティックディレクターを兼任しています。

2016年5月、ヴェルサーチェグループはジョナサン・アケロイドをCEO(最高執行責任者)兼取締役に任命しました。

2018年9月、ヴェルサーチェは、ブラックストーンとヴェルサーチェ家の持ち株の100%をマイケル・コース・リミテッドグループに売却したことを発表しました。2019年1月、ジャンニ・ヴェルサーチェ S.r.l はカプリ・ホールディングス・リミテッド傘下となり、マイケル・コースとジミー・チュウとともに、新しいグローバルファッションラグジュアリーグループを形成することとなりました。